16.≪ビストロ料理1≫クロタン・ドゥ・シャヴィニョルのサラダ
チーズは概ね好きなのですが、正直、ブルーチーズ系のクセのあるものは少し苦手でした。しかし、このサラダ、かなりうまい! 独特のクセのあるシャヴィニョル(チーズ)をのせたカリッとしたバゲットとドレッシングであえたサラダが、すごくいいハーモニーを醸し出しているのです。ブルーチーズ系が苦手という方ほど、ぜひ食べていただきたい。先入観が壊される一品です。
17.≪ビストロ料理2≫ステーキ・ブルーチーズソース
「牛ステーキ×ブルーチーズ」という“クセもの同士”がひとつの皿の上で出逢うと、いったいどうなる? 実は、このステーキ、そんなに高い肉ではない。しかも外国産です。でも、なぜでしょう? 食べてみると、とにかくうまい! 本当に私が買ったあの肉だったの? というくらい、肉が進む、進む! 本書該当レシピページには、志麻さんが明かす「おいしいステーキを焼く6か条」がありますので、ぜひチャレンジしてみてください。この本はPUR製本なので、見開きページを手で押しつけると、ペターッと開きますので、安心して調理ができます。
18.≪結婚式の料理1≫クロカンブッシュ
志麻さんが、フランス人のロマンさんとの結婚式で食べた唯一の一品。なぜ、これしか食べられなかったのか? 本書に種明かしがあります。このプチシューはコンビニのもので代用しましたので、本当に簡単にできます。あんな高級デザートなのに、ビックリでした!
19.≪結婚式の料理2≫オニオングラタンスープ(オニグラ)
オニグラを飲むと体が温まりますが、志麻さんのこのレシピは心まで癒されそうです。旦那さま、奥さま、恋人、大切な友人につくってあげると大好評で、感謝されること、間違いなしです。
20.フランスのママン直伝のキッシュ(フランス語対訳付)
正直に言います。個人的には31レシピ中「ナンバーワン」でした。こんなキッシュは食べたことがない! ありえないうまさ!! フランスのママンのチーズ投入量、ハンパない! あのリッチなチーズのハーモニーはたまらないですね。どうしても、これだけは家でつくっていただきたい。子どもたちにも、奥さまにも、旦那さまにも、大反響、リピートオーダー、間違いなしです(本書では、日本語のレシピのほかに、フランスのママンが書いたフランス語のレシピもあります)。
21.フランスのママン直伝の焼菓子(フランス語対訳付)
私自身、これを食べると田舎のおばあちゃんをなぜか思い出しました。素朴でシンプルでなぜかなつかしい味。あのおばあちゃんの笑顔を思い出しながら、夕焼けを見ながら食べると、人生っていいなあ、と思えそうです。
22.≪つくりおきの人気メニュー1≫ナスとピーマンと豚肉の甘みそ炒め
ヤバイです! これは、ごはんが進みます。私はずっと野球部でしたが、これが弁当に入っていたら、元気モリモリだったでしょう。お弁当にも、メインディッシュにも、受験生の深夜の夜食にも! きっとお子さん、喜びますよ。
23.≪つくりおきの人気メニュー2≫野菜たっぷりスパニッシュオムレツ
このふんわり弾力感がハンパない! 撮影時に定規を持ってこなかったことを後悔するほど、ふわふわもっちり感ありありです。お父さんもお母さんも家庭でつくったら、子どもたちからリスペクトの眼差しが注がれそう。野菜嫌いな子にぜひ食べていただきたいですね。
24.≪つくりおきの人気メニュー3≫塩じゃけのクリーム煮
これも、つくりおきで大人気、という意味がわかります。志麻さんのクリーム煮は本当においしい。私の中で志麻さんは、「塩」「チョコレート」だけでなく、「クリーム煮の魔術師」でもあります。
25.豚肉とキャベツのブレゼ
ブレゼとはフランス料理の「蒸し煮」のことだそうですが、こんな素敵なフランス家庭料理も、自宅で簡単にできるんですね。みんな笑顔の一品です。
26.≪千葉県白井市の梨レシピ1≫梨リングフライ
今回、志麻さんの「創作性」「オリジナリティ」を最も感じた一品。私の「感動三品」のひとつ。梨がこんなにうまいレシピに化けるなんて! 豚バラ肉をリング状に切った梨に回しながら巻いている志麻さんを見たとき、そうか、こういう手もあるのか! と感動しました。もうこれはどうしても食べていただきたい。いますぐつくってください。梨が手に入るうちに!
27.≪千葉県白井市の梨レシピ2≫豚肉と梨の赤ワイン煮
実は私、「梨」には個人的に非常に興味関心があり、梨畑によく行くんです。梨の花って本当にきれい。枝も太陽に向かってピーンと伸びて、人生で大切なことを教えてくれます。しかし、梨って普段、あまりメインディッシュに使いませんよね。志麻さんから「豚」と「梨」と「赤ワイン」の組み合わせを聞いたとき、そんなバカなあ~、と思ったのですが、食べてみると、これが意外や意外(失礼)。とってもおいしい。ボトル1本、ワインを使って煮込んでいくと、豚と梨がえもいわれぬ世界観をつくり出します。ご期待ください。
28.≪千葉県白井市のレシピ≫自然薯パンケーキ
ネバネバ好きの私、小さい頃、よく父と天然物の自然薯をとりに行っていました。山芋、大和芋も大好き。そんな私にとって、このはちみつをたらして、自然薯をデザートとして食べる体験は本当に幸せでした。志麻さん、本当にオリジナリティあふれる料理、ありがとうございます!!
29.≪1歳の息子お気に入りの料理≫鶏手羽元のポトフ
志麻さんの息子さん、本当によく食べているシーンを見かけます。うちの子がちっちゃいとき、あんなに食べることができたか? それくらい元気に食べていて気持ちがいいです。その中でも、このレシピは息子さんお気に入りの一品とか。ぜひ小さいお子さんがいらっしゃる家庭の奥さま、試してみてください。おいしいですよ。
30.≪離乳食にもなるレシピ≫具だくさんの親子丼
私も経験がありますが、子どもが小さい頃って、お母さんもお父さんも本当に大変ですよね。特に食事ことばかり考えてしまう。そんなとき、このレシピがあると便利です。大人も子どもも一緒においしい親子丼を食べられたら、手間いらずで本当に幸せなひとときですよね。
31.≪野菜のピュレを使ったレシピ≫じゃがいものピュレの肉巻き
志麻さんのじゃがいものピュレは、なんであんなにおいしいんだろう。これは処女作『志麻さんのプレミアムな作りおき』のときも思いましたが、今回のレシピもうまくないわけがない! 豚バラ肉とじゃがいもが口の中で香ばしい香りで溶け合う快感を味わってください。いますぐつくっていただくと、家族みんなが笑顔になることを保証します。
以上、「志麻さんの思い出レシピ31」をご覧いただきました。
今回は、志麻さんの「思い出レシピ」が、かつてないレベルで厳選されています。
見た目にも美しく、簡単にできて、おいしい思い入れのあるレシピたちを、ぜひ本書で実感いただければと思います。
今回の本は、志麻さん、カメラマン、デザイナー、そして担当編集者たちが、ワクワクしながらつくった、かつてない一作です。
志麻さんの「思い出レシピ」のくわしいレシピとつくり方、調理のコツは『厨房から台所へ』でくわしく紹介していますので、ぜひご覧いただければと思います。
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大阪あべの・辻調理師専門学校、同グループ・フランス校を卒業し、ミシュランの三ツ星レストラン(ジョルジュ・ブラン)での研修を修了。その後、日本の有名フランス料理店等で15年働く。2015年にフリーランスの家政婦として独立。「予約が取れない伝説の家政婦」と呼ばれるようになる。2017年2月、『沸騰ワード10』(日本テレビ系)で一躍話題となり、2018年5月、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』でその仕事ぶりが放映され、クール最高視聴率を記録。現在も家庭に出向き、冷蔵庫にある食材で家族構成や好みにきめこまかく応じた料理に腕をふるうほか、「つくりおきマイスター養成講座」の講師や料理教室、食品メーカーのレシピ開発などでも活動。フランス人の夫と子どもと4人で暮らす。著書に、第5回「料理レシピ本大賞in Japan 2018」料理部門で「入賞」した処女作『志麻さんのプレミアムな作りおき』などがある。