保険の裏 営業の闇#9Photo:mathisworks/gettyimages

生保業界が抱える営業職員(生保レディー)は20万人超に上るが、その詳細な実態は厚いベールに包まれている。今回、ダイヤモンド編集部は主要生命保険会社にアンケート調査を実施した。特集『保険の裏 営業の闇』(全21回)の#9では、その結果を余すところなく公開する。(ダイヤモンド編集部 片田江康男)

厚いベールに包まれた
生保レディーの実態を調査

 営業職員(生保レディー)の年齢や給与、労働環境についての詳細なデータや、雇用および採用に関する条件は、厚いベールに包まれている。各社が毎期公表するディスクロージャー資料を見ても、契約獲得や顧客へのアフターフォローの主要チャネルであるにもかかわらず、詳しい情報は載っていない。

 採用募集のためのウェブサイトを見ても美辞麗句が並び、実態をうかがい知ることはできない。

 そこでダイヤモンド編集部は、日系生保9社(日本生命保険、第一生命保険、住友生命保険、明治安田生命保険、朝日生命保険、大樹生命保険、太陽生命保険、富国生命保険、大同生命保険)に対して、営業職員の実態についてアンケート調査を行った。

 各社の回答を基にした詳細データは、次ページ以降にまとめた。その他にも、生保レディーの実態を垣間見ることができる、興味深い回答が数多く集まった。