【資産】
〈金融資産〉 9130万円
・現金:3450万円
手持ち決済預金:400万円
株式購入予備:3050万円

・運用資産:5680万円 
国内株式 800万円
投資信託  180万円
iDeCo 150万円
海外運用資金〔積立貯蓄〕 4550万円

【その他】
〈退職金〉退職金一時金見込 1450万円
〈公的年金〉 65才~受給予定

【Yさんの具体的なお悩み 】
質問はこれからの生活設計についてです。退職後は海外の資産運用地でコンサルタント業などで数年を過ごし、その後は私または妻の親元で同居、というような事を考えています。以下の5点についてアドバイスをお願い致します。

(1)すぐに早期退職が可能か、生活スタイルはどのように変えるべきか
(2)資産のバランスをどうするべきか(特に国内外に不動産を取得するか否か)
(3)現在の支出に無駄はないか、キャッシュフローの確保は十分か
(4)臨時支出、特に医療費の備えはどうするか(大型保険は未加入)
(5)直接税・社会保障費について、無駄のない対応はないか

 主たる固定資産は車だけで、家は購入せず賃貸生活を続けており固定負債はありません。子供は就職して教育費の負担はなくなり、当面同居はしていますが、いずれ独立する予定です。夫妻・それぞれの両親ともに健康で、歯科治療を除きこれまで特に大きな出費はありません。 夫妻で楽しむ娯楽は月に1回のゴルフ程度ですが、年に1回ほどの海外旅行も楽しみます。

 貯蓄・資産のうち約半分を使って、仕事上で土地勘があり、また知り合いもいる海外で資産運用をしています。現在の残高に加え今後10年間は年120万~150万円ほど金利配当が見込めます。

 では、これからの生活設計に関する5つのご相談に沿って回答していくことにしましょう。