6 根治しない

 仮に、慢性疾患へのセルフケアがある程度確立してよい状態になった(寛解した)としても、ビジネス環境やメンバーは常に少しずつ変化しています。そのため、その後も別の問題として現れたり、再発したりする可能性も十分ありえます。人事異動により、新メンバーが組織になじむうえで問題が生じたりします。

 あるいは、競合の新製品の登場によってチームのパフォーマンスが落ちたときに、今までうまく回っていたものが回らなくなったりすることもあるでしょう。

 そうすると、対応に追われる中で、背後の慢性疾患的な問題について対応する時間が失われ、雰囲気が悪化したり、問題が頻発したりすることもあります。このように慢性疾患は根治しないのです。

 組織の慢性疾患の特徴は、図表1のようになります。

あなたの会社にも<br />ゆっくりとしのびよる<br />組織の慢性疾患<br />「6つ」の特徴
あなたの会社にも<br />ゆっくりとしのびよる<br />組織の慢性疾患<br />「6つ」の特徴

【追伸】「だから、この本。」についても、この本について率直に向き合いました。ぜひご覧いただけたらと思います。

【「だから、この本。」大好評連載】

<第1回> あなたの会社を蝕む6つの「慢性疾患」と「依存症」の知られざる関係
<第2回>【チームの雰囲気をもっと悪くするには?】という“反転の問い”がチームの雰囲気をよくする理由
<第3回> イキイキ・やりがいの対話から変革とイノベーションの対話へ!シビアな時代に生き残る「対話」の力とは?
<第4回> 小さな事件を重大事故にしないできるリーダーの新しい習慣【2 on 2】の対話法

<第5回> 三流リーダーは組織【を】変える、一流リーダーは組織【が】変わる

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