中国の不均衡な回復には個人消費が大いに必要とされていたが、先週その後押しがあった。しかし、2021年が進行し、他の景気けん引材料も勢いを失いつつある中、中国政府にとってさらに消費を促すのは依然、難しい綱渡りだ。先週の中国ゴールデンウィークのデータには、個人消費の再開を示す兆しが表れていた。5連休の旅行件数は2億3000万件と2019年同期を20%近く上回った。映画の興行収入は過去最高を記録し、外食や宿泊業も好調だった。ゴールドマン・サックスは若い世代が消費をけん引していると指摘した。