タワマン 全内幕#11Photo:PIXTA

新築分譲時から値段が倍以上になる“お宝”物件も多いのがタワマン。特集『タワマン 全内幕』(全14回)の#11では、不動産マーケティングプラットフォーム企業「マーキュリー」の協力により、中京圏で最も新築時から値上がりしたタワマンを30位までランキングした。最も“含み益”が多いお宝タワマンはどこにある?(ダイヤモンド編集部 鈴木洋子)

新築から最も値上がりしたマンション
中京トップは名駅とともに成長したあのタワマン

 新築時が最も高く、その後年数がたつにつれて物件の価格は落ちていくもの――。そんな常識が通用しないのがタワマンである。新築分譲の時期によっては、高利回り金融商品も顔負けの驚くほどの含み益がある物件も多い。

 ダイヤモンド編集部では、不動産マーケティングプラットフォーム企業「マーキュリー」の協力により、中京圏で新築物件として供給されたタワマン(20階建て以上)の新築分譲時の販売価格と、2018年から21年までにその物件が中古物件として販売された時の販売価格を比較、騰落率を求めた(詳細な算出方法は記事文末に記載)。新築で購入したオーナーにとって、現在最も含み益が高くなっている順に物件をランキングした。

 1位には実はタワマンエリアとしては注目が薄かった名駅のあのタワマン。そして、名古屋のタワマン駅としてはよく知られる伏見駅や久屋大通駅の有名タワマンも複数上位にランクインした。次ページから詳しく見ていこう。