タワマン 全内幕#14

タワマンの代名詞でもある豪華な共用施設。展望ラウンジやプールは当たり前、そこには生活が完結するだけの多種多様で豪華絢爛な施設が勢ぞろいしていた。特集『タワマン 全内幕』(全14回)の最終回では、非住民はめったに見ることができないその内側に編集部がお邪魔した。(ダイヤモンド編集部 鈴木洋子)

ホテルライクというか高級ホテルだった
タワマンの豪華共用施設内部に編集部が潜入

 14回にわたりお送りしてきたこの特集『タワマン 全内幕』。しかし記者自身は今までの人生で一度もタワマンどころかマンションにすら住んだことすらない。実際にそれを実体験せずにこの特集を終えるわけにはいかない。そこでタワマンの代名詞である共用施設を今回は特別に見せていただくことにした。

 今回お邪魔したのは、東京・有明テニスの森駅から歩いてすぐの「ブリリアマーレ有明(BMA)」。2008年築、総戸数1085戸のタワマンだ。築13年を感じさせない真新しい外観。出迎えてくださった藤田裕之管理組合理事長と館内ロビーに入る。フロントのカウンターが明らかにすごく高級そうな天然木の一枚板だ。初手からオーラに圧倒されながらエレベーターで最上階に向かう。

「このマンションは、共用施設が全て最上階の33階に集まっているのが特徴なんです。展望を楽しみながら、住人が憩い過ごせるスペースになっています」と藤田さん。本来は最上階で一番展望がいいのだから、億ションとして売れる部屋が十分確保できるはず。でもBMAではそれをぜいたくに全部共用施設にしているのだ。