バブル崩壊 不動産withコロナ#8Photo:peeterv/gettyimages

これから地価はどうなるのか。不動産鑑定士が現在の地価動向と半年先を予測する「三友地価予測指数」はこの瞬間、何を語るか。コロナ危機を受けて緊急実施された特別調査の結果を先行して公開する。特集『バブル崩壊 不動産withコロナ』(全12回)の#8では、さまざまなプロが地価と不動産投資の動向を見通す。(ダイヤモンド編集部 臼井真粧美、大根田康介)

コロナ危機で地価はどうなる?
緊急調査で分かった「激変」

「適正な地価」を判断するプロである不動産鑑定士は、コロナ危機の渦中で現在の地価をどう捉え、今後の地価をどう予測するのか。不動産評価などを手掛ける三友システムアプレイザルでは、通常は半期ごとに不動産鑑定士が現在の地価動向と今後を予測する「三友地価予測指数」を発表しているが、今回、コロナ危機を受けて緊急調査を実施した。

 東京圏、大阪圏、名古屋圏、福岡県の不動産鑑定士71人を対象に、5月7~15日に実施した調査の結果は、約10年間の中で、かつてない激変を見せたものだった。