タワマン 全内幕#9Photo:PIXTA

新築分譲時から値段が倍以上になる“お宝”物件も多いのがタワマン。特集『タワマン 全内幕』(全14回)の#9では、不動産マーケティングプラットフォーム企業「マーキュリー」の協力により、関西圏で最も新築時から値上がりしたタワマンを100位までランキングした。最も“含み益”が多いお宝タワマンはどこにある? (ダイヤモンド編集部 鈴木洋子)

新築から最も値上がりしたマンション
関西トップは大阪の顔のあのタワマン

 新築時が最も高く、その後年数がたつにつれて物件の価格は落ちていくもの――。そんな常識が通用しないのがタワマンである。新築分譲の時期によっては、高利回り金融商品も顔負けの驚くほどの含み益がある物件も多い。

 ダイヤモンド編集部では、不動産マーケティングプラットフォーム企業「マーキュリー」の協力により、関西圏で新築物件として供給されたタワマン(20階建て以上)の新築分譲時の販売価格と、2018年から21年までにその物件が中古物件として販売された時の販売価格を比較、騰落率を求めた(詳細な算出方法は記事文末に記載)。新築で購入したオーナーにとって、現在最も含み益が高くなっている物件はどこかをランキングした。

 1位は、大阪の顔といっても過言ではない、誰もが納得のあのフラッグシップタワマン。総戸数874戸の四ツ橋の巨大タワマン「大阪ひびきの街ザ・サンクタスタワー」や、タワマンとしては日本一の高さを誇る「ザ・キタハマ」も上位にランクイン。注目のその結果は次ページへ!