米国務省は24日、米国民に日本への全ての渡航を中止するよう勧告した。新型コロナウイルスの感染拡大によるリスクが理由だとしている。東京オリンピックの開幕を2カ月後に控え、日本への渡航の警戒レベルを4段階のうち最も厳しい水準に引き上げた。警戒レベル4は「渡航してはならない」というものだが、自己責任での渡航は可能。国務省は4月、世界の約80%の国・地域を対象に渡航中止を勧告した。米国内の新型コロナ感染状況が落ち着いてきた一方で、こうした国々では感染拡大が続いているためだ。米国では報告された新規感染者数の7日移動平均が1日当たり3万人を下回り、着実に減少している。ワクチン接種も進んでおり、39%余りが接種を完了、少なくとも1回接種した人は49%を超えた。