――筆者のグレッグ・イップはWSJ経済担当チーフコメンテーター *** 中南米諸国はこれまで、市場重視の経済開発モデルを導入する開発途上国の先頭に立ってきた。だが現在はそれに逆行する動きを示しているかもしれない。ペルーの有権者は、6日の大統領選挙決選投票で、急進左派政党リーダーのペドロ・カスティジョ氏を大統領に選ぶかもしれない。カスティジョ氏のマルクス主義政党は、外国資本鉱山の国有化を求めており、自由な報道機関など民主的組織に疑念を示している。こうした政策はレーニンやフィデル・カストロを思い起こさせる。
