こういった「枠」をはめることで、逆にヒトの行動はとても効率的になります(もちろん、自由な発想とかにはマイナスの部分もある)。
型、といってもよいかもしれません。
いつでも何でも自由にしゃべれると思っているから、ちゃんと考えないのです。ただ脊髄反射的に感想やコメントをして、挙句の果てには自分の昔話を長々と開陳する役職者や年配者が出てくるのです。
でも、勝手に話を変えない、というルールを1つ徹底するだけで、ガラリと変わります。もしくは、3分考えてから発言する、とするだけで、勢いだけの発言がなくなります。ルールのチカラ、です。
まずは、自分のチーム内でやってみてください。リアルでもオンラインでも同じこと。
そしてそれをジワジワと社内に拡大して……最後は経営会議で!
では、まずはルール1から説明します。
ルール1
プレゼンターは簡潔な文章でまとめ、みなは終わりまで聴く
まともな議論や質疑応答を成立させる大前提は、そもそもの主張(プレゼンテーション内容など)が、簡潔で論理的であることです。
そしてそれが参加者全員に理解され、論理的な議論のベースができることです。議論相手が混乱したままでは、ちゃんとした議論になりようがありません。