フードデリバリーサービス
結局どれが使いやすい?

 実際にすべてのサービスを利用してみると、いずれも一長一短で「どれがいい」というのは言い難いです。

 配達時間においてはどのサービスでも大差はなく、エリアや天候によってのブレが非常に大きいです。とはいえ、Uber Eatsなど単純に配達員や店舗などの母数が多いサービスでは、結果的に「すぐ届く」「届きやすい」ということがあるでしょう。

 実際に筆者がさまざまなシチュエーションでアプリを活用してみると、それぞれの特徴が見受けられました。

「都内、平日昼、雨の日」
この条件で注文してみると……

 例えば「都内、平日昼、雨の日」の場合、実際に筆者が「ごはんと一緒にコーヒーも頼みたい」と各サービスで検索をかけたところ、下記のようになりました。

・Uber Eats→通常時より店舗数は少ないが、配達料300円程度で注文可能
・menu→頼みたいカフェの配達料が750円にまで値上げ
・Wolt→一時配達中止状態
・出前館→ドリンクが頼める店舗がない
・foodpanda→注文可能な店舗が非常に少ない

 通常時では問題なくどのサービスも使用できているエリアでも、天候や配達員の数によって使い勝手がリアルタイムで変化していきます。今回の場合ではUber Eatsがもっとも選択肢が多いという結果になりましたが、そもそも配達員が少ないエリアではUber Eatsでも「自動キャンセルが多い」「注文できる店舗がない」といったことがしばしばあるようです。

「タピオカを飲みたい!」
見つけやすいのは?

 ユーザーインターフェース(UI、ユーザーの操作性)もサービスによってさまざまで、デザインやボタンの配置などは人によって好みが分かれるでしょう。実際に筆者が「タピオカを飲みたい!」と思い検索してみると、下記のような結果になりました。

・Uber Eats、menu→「タピオカを扱う店舗」の下に「各店舗のタピオカメニュー一覧」が表示
・Wolt、foodpanda→「タピオカ」を扱う店舗一覧が表示
・出前館→「タピオカ」のメニューのみの一覧

 個人的にはUber Eats、menuでの表示がもっとも分かりやすく、選択しやすいと感じました。しかし場合によっては、出前館のように「店舗」でなく「メニュー」から選択できる形が使いやすいこともあるでしょう。

 加えて、登録のしやすさやクーポンコードの入れやすさなどにおいては、各サービスで大きな違いは感じられませんでした。実際にさまざまなアプリを触ってみて、自身に馴染みやすいサービスを選択するのが得策といえそうです。

 今回は、日本で使用できるさまざまなフードデリバリーサービスについてご紹介しました。それぞれ特徴が異なり、配送料やクーポンの金額はタイミングやエリアによっても変化します。使う人により「便利」「不便」と感じるポイントも異なるため、クーポンを活用しつつ、まずはお試しで実際に使ってみることをおすすめします。