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コロナ禍で勢力を拡大中のデリバリーサービス。街中で配送員を見掛けることも増えた。飲食店の救世主と思いきや、手数料が高く、不満の声が上がっている。『ポストコロナ「勝ち組」の条件』(全18回)の#12では、デリバリーサービスを巡る、飲食店の試行錯誤の実態を探った。

「週刊ダイヤモンド」2020年6月20日号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。

「デリバリーサービスをやればやるほど赤字になっていく」――。関東地方のある飲食店の経営者はこうぼやく。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、需要が高まっているデリバリーサービス。外出自粛やテレワークの広がりが、サービス拡大を後押ししている。

「テレワークになって以降、朝、昼、晩の3食ともウーバーイーツを利用している」(20代・都内男性)、「デリバリーサービスがなかったら、社員を解雇する必要があった」(レストラン経営者)など、消費者側からも事業者側からも歓迎する声が聞こえてくる。

 ただそれでも、一部の飲食店からは不満が噴出している。手数料が高過ぎるのだ。