米司法省がトランプ前政権下で下院情報委員会の民主党議員の通信記録を秘密裏に押収していたことが明らかになったことを受け、メリック・ガーランド司法長官は14日、同省が議員から記録を入手するための手続きを強化すると述べた。ガーランド氏は、リサ・モナコ副長官に対し、「立法府の記録を入手するための司法省の既存の方針と手続きを評価し、強化するよう」指示したという。下院情報委員会の民主党議員らはこれに先立ち、メディアへの機密情報のリーク元を探すため、トランプ前政権下で司法省が同委メンバーやスタッフの記録を押収したことを知ったと述べていた。アップルは5月、委員会関係者に対し、2018年2月に司法省が同社に情報提供を求める召喚状を出していたことを伝えた。ドナルド・トランプ前大統領は当時、2016年大統領選におけるロシアと自身の陣営関係者の接触に関するリーク情報と、そうした疑惑に対するロバート・モラー特別検察官の捜査に不満を漏らしていた。