ジョー・バイデン米大統領は16日、スイス・ジュネーブでロシアのウラジーミル・プーチン大統領と就任後初の首脳会談を行い、ウクライナ問題や米国へのサイバー攻撃疑惑、ロシア反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の処遇など、両国の間で火種となっている問題を取り上げた。バイデン氏は会談後の記者会見で、「結論として、プーチン大統領には、お互いが順守できる基本的なルールが必要だという点を伝えた」と述べた。バイデン氏は会談で、人権を尊重するようプーチン氏に求めるとともに、ロシアで投獄されている米国人2人についても取り上げたと説明。両首脳は軍幹部や外交官で構成されるメンバーで、戦略的安定に関する対話を開始することで合意したと語った。その新グループは軍縮などの問題に焦点を置くとしている。
米ロ首脳が初会談、サイバー攻撃や人権問題など協議
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