画像処理半導体(GPU)大手の米エヌビディアによる英半導体開発大手アーム・ホールディングスの買収に誰もが反対しているわけではない。そのことに投資家が心底驚いているように見えるのには、わけがありそうだ。エヌビディア株は28日の取引で5%急伸した。同社によるソフトバンクグループ傘下のアーム買収案について、米半導体大手ブロードコムや台湾の聯発科技(メディアテック)、米マーベル・テクノロジーが支持を表明したとの報道が好感されたためだ。英紙サンデー・タイムズは週末、エヌビディアの同業3社の前向きなコメントを報じた。英当局は買収計画を調査中で、7月30日が報告期限となっている。買収が前進するためには、米国と中国の規制当局による承認も得なければならない。
エヌビディアのアーム買収、少し追い風も雲晴れず
同業3社から買収支持のコメント、だが案件の先行きには疑問符も
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