8)泣いたら毎回何度でも母乳やミルクをあげる

 泣くたびにおっぱいやミルクをあげる、という声を聞くこともあります。もちろん、お腹が空いて泣いているときもあります!でも、たとえば1時間ごとに泣いて起きるという場合、もしくは生後10カ月で3時間ごとに起きるという場合、それは本当にお腹が空いているのでしょうか?

 赤ちゃんは(大人でも)夜寝ている間にうっすら何度か目を覚ましています。この目を覚ましたときに毎回授乳をしてもらえると認識すると、授乳なしには眠れなくなってしまうのです。時間間隔や本人の様子を見て、「本当にお腹が空いているのかな?」と立ち止まって考え、授乳ではない方法で寝かしつける練習も取り入れてみましょう。

 9)声をかけながら授乳

 授乳中は、つい「かわいいね~じょうずね~よく飲んでるね~」などと声がけしたくなりますが、夜中はグッと我慢。うとうとと眠りに向かっているところを、声で起こしてしまっているかもしれませんよ。

 10)部屋や顔をライトで照らす

 大人が寝るときに赤ちゃんがどこにいるか確認するためだったり、帰宅後のパパが赤ちゃんの寝顔をひとめ見るためだったり…理由は様々ですが、赤ちゃんが反応して起きてしまうような照らし方は避けたいものです。安全確認のため明かりが必要な場合、赤ちゃんに直接光源が見えないような足元で暖色系の明かりをうっすらつけるようにしましょう。赤ちゃんの顔をスマホのライトで照らすようなことは避けましょう。

赤ちゃんが寝たくなる「ねんねの納得度」とは

 続いて、夜泣きや寝ぐずりで困っている方に教えたいのが、「赤ちゃんだって、寝ることに納得したい」ということです。赤ちゃんが泣くときは、何かしらの不快を訴えていることがほとんどです。暑い、寒い、お腹が空いた、おむつが濡れているなどが代表ですが、寝かしつけ時の「今から寝るだなんて聞いていない!」「まだ寝るつもりじゃない!」という驚きもこの不快要素の1つです。

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