同じファイナンシャルプランナー(FP)の肩書を持っていても、資格の種類や専門分野、所属先で相談できることは結構違う。得意・不得意分野、料金がまるで違うのだ。中には、FP業界の構造問題から、信頼できないアドバイスをしてくるタイプもいる。特集『悪質?使えない?FP&税理士の見分け方!』(全10回)の#2では、大事なお金の話をするとき、どんなFPにどう相談をすれば悩みを解決しやすいのか、具体的な判別法をお伝えしていく。
名刺に「FP」とあっても
同じタイプとは限らない
誰でもお金のことで悩む場面はしばしばやって来る。「子どもの教育資金、足りなそう。どうしよう」「ボーナス出たけど、貯金じゃ全然増えないから投資してみようか」「そろそろ退職金の使い方を真剣に考えないと」……。そんなとき相談先の一つとして挙げられるのが「お金の相談ができる専門家」として知られているファイナンシャルプランナー(FP)だろう。だが、名刺に「FP」と書いてあっても、実は大きく分けると二つのタイプがあるのをご存じだろうか。
自分の悩みを解決してくれるのはどちらのタイプか。的外れなアドバイスを受けないためにも、次のことをしっかり頭に入れて相談するべきなのだ。というのも、どちらのFPも相談を持ち掛ければ乗ってくれるのだが、得意・不得意分野、料金がまるで違うからだ。中には、FP業界の構造問題から、信頼できないアドバイスをしてくるタイプもいるのだ。具体的な判別法をお伝えしていく。