Kさん夫婦の節約生活

 会社員のKさん(33)も、お金をためるために節約を頑張っています。共働きの妻(30)とまだ見ぬ子どもと暮らすためのマイホームをやがては購入したいし、その前に海外旅行にもいきたい。お金をためる目的はいろいろありますが、必要な時が来たらお金を出せるよう、準備しておきたいと思っています。もっとお金をためたい、支出を削減できるところはないか。そう思って家計相談に来られました。

 具体的に取り組んでいるのは、大きく分けて下記の(A)(B)(C)です。

(A)日々の無駄遣いを減らす
 日常生活費全体を少しずつ削減する節約です。食材は無駄を作らないよう、その週に使うものをあらかじめ決めて、購入しています。水道光熱費は使う分最低限の利用にしようと決めています。電気をつけたらちゃんと消す、洗い物の際は水を流しすぎないなどを意識しつつ、部屋の電気は居間の電球をLEDに替え、夜は夫婦共に寝るまで居間で過ごす。入浴は湯船のお湯は少なめにして2人で入り、シャワーは節水シャワーヘッドを利用。残り湯は洗濯に活用。

(B)毎月発生する固定費をできるだけ削減
 通信費、生命保険料といった固定費は必要最低限を目指し、契約内容を定期的に見直しています。通信費はデータ利用量ギリギリまで下げた格安スマホを契約し、月に1000~1500円に抑えています。生命保険はネット更新型の定期死亡保障のみに加入し、保険料を1000円以内に抑えています。妻の趣味の習い事も、動画サイトを見ながら練習できるとし、教室をやめました。

(C)試供品を使う、割り勘は損をしないように……
 日用品では、配布されている試供品を活用します。好みに関係なく、シャンプーやリンス等の試供品は並んででももらい、入浴時に二人で一つを分けて使います。ティッシュは街で配布されるポケットティッシュ中心に使います。
 複数人の友人と行く食事は、割り勘負けしないように意識。帰りに一緒に乗ってもタクシー代は払わないようにする。ほかにも、新商品は値が下がるまで買わない、特売に行っても予定のもの以外は買わないなど買い物のルールも徹底。