ドナルド・トランプ前米大統領の新メディア会社との合併を決めた特別買収目的会社(SPAC)の投資家については謎が多い。だが、ディールが完了すれば巨額の利益を手にする見込みだ。  発表を受けてデジタル・ワールド・アクイジション・コープ(DWAC)の株価は6倍に跳ね上がっており、現在の株価水準で合計およそ4億4000万ドル(約500億円)の利益が転がり込んでくる計算だ。インセンティブをどう分け合うかは、トランプ氏との絡みではなく、SPAC独特の構造によって決まる。