【4】夜間のウェイトトレーニング|体重を減らす方法

筋トレPhoto:South_agency/gettyimages

 欧州糖尿病学会の医学誌『ダイアビトロジア』に掲載された最新の研究によると、仕事の後に職場からジムに直行してトレーニングを行えば、代謝率を最大で16時間も高めることができるそうです。

【5】寒い部屋で眠る|体重を減らす方法

 暖房を一晩中つけっぱなしにすると、電気代は高くなりますが代謝は進みません。

 米国国立衛生研究所の調査によると、室温を19度まで下げると体温を維持するために脂肪が燃焼されるため、一晩で7%、余分にカロリーを消費することができるそうです。

【6】「断続的断食(インターミッテント ファスティング)」を検討する|体重を減らす方法

「断続的断食」という言葉は、耳にしたことがあるかと思います。これは、1日または1週間のうち、意識的にカロリーを摂取しない時間帯を設け、ときには1日16時間食事をしないというものを習慣にすることです。

 例えば夜7時に食事を止めて、翌朝11時まで何も食べないというようなことです。

「食事をすると、血中の糖分を脂肪に換えて体に溜め込む働きをするホルモンであるインスリンが上昇し、その脂質をグリコーゲンというカタチに変換して肝臓に貯蔵されます。そこでインスリンが下がると、グリコーゲンを分解して燃焼し始めます。インスリンのレベルが低くなると、身体は蓄えた脂肪を燃やし始めるように指示を出します」と、全米150以上の拠点を持つフィットネス企業『ライフタイム』の登録栄養士であるサマンサ・マッキニーさんは説明してくれました。

 さらに、「次に断食は、細胞に新たなミトコンドリアの生成を促します。ミトコンドリアの数が多いほど、より多くのエネルギーを燃焼させるのです。すなわち、ミトコンドリアと代謝は直結しているのです。体内のミトコンドリアは炭水化物やその他の栄養素を摂取し、エネルギーとして燃焼させています」、と言います。

 とは言え、「断続的断食」が人に及ぼす効果についての研究は、現時点では限定的です。いくつかの研究においては、「断続的断食」を行うことは、一般的なカロリー制限よりも効果的でないという結果もあることは事実です。しかしながら、1日何も食べないという明確にして具体的なこのルールは、他の減量プランと比べると簡単に実行できるのではないでしょうか。

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