「別解」で自己肯定感が高まる
別解は、多くの人が考えることとは「別のこと」であるため、そもそも個性、オリジナリティの要素が出ています。
そのうえで自分らしいやり方を掛け算で入れているので、より自己肯定感を高めることができます。
しかも、結果を生み出すプロセスだけでも自分の個性が発揮できます。
別解を実現させる方法論は無限にあります。仮に同じ別解がつくられたとしても、実現させるタイミングなどでオリジナリティが発揮でき、独自のやり方ができると思います。
個性と圧倒的成果は、因果関係を持つと考えています。
図にある「別で優れた」方法は、イノベーションのポイントになります。しかし、そこに自分らしさや個性が反映されないと、継続的なアプローチができません。
別解もすんなり成就するとは限りません。また、初めての試みでは成功しても、すぐに陳腐化してしまいます。自分らしいやり方で別解を進化させていくためにも、個性を意識した方法論を考えていかなければなりません。
堂々と前に進んでいくには、やはり個性や自分らしさが必要不可欠だと思います。じげんが長続きしているのも、その方法論が楽しく、得意で、自分たちの価値観に合っているからです。
とくに、のめり込んで夢中になっている状態は強いと思います。
自分の好きな分野、強いところに集中している人たちは、何よりも強い。
それは、仕事でも勉強でもスポーツでも実証されています。別解がそれを可能にするのです。
(本原稿は、平尾丈著『起業家の思考法 「別解力」で圧倒的成果を生む問題発見・解決・実践の技法』から一部抜粋・改変したものです)