「資格試験に受からない人」がだまされやすい、四つの出題パターンとは写真はイメージです Photo:PIXTA

時間やお金などが限られる中で要領よく、効率的に勉強し、最速で資格試験に合格するためにはどうすればいいのか。受験対策に詳しいナルミナスキャリア代表の並木秀陸氏が、効率的に合格率を挙げる勉強法について解説する。(ナルミナスキャリア代表 並木秀陸)

資格試験で不利な
素直すぎる人

 長引くコロナ禍で経済的な厳しさや先行きへの不安が高まる中、資格試験の勉強を始める人が増えつつあります。自らに投資し、知識を深め、能力を高めるべきだと考えて、資格の勉強を始めることはとても素晴らしいことだと思います。

 忙しいビジネスパーソンが資格を取るためには、ムダをはぶき効率のいい勉強法をおさえることが大切です。しかしながら、貴重な時間を使って勉強しているのに、試験に合格する人、試験に合格できない人がいます。

 資格試験の現役講師でもある私は、模擬試験を受けたあとの受験生から、「なかなか、点数が上がらない」と相談されることがよくあります。自分なりに勉強をして、それなりの実力と自信があったにもかかわらず、思っていた以上に結果が悪いことで落ち込んでしまう人がたくさんいるのです。

 そこで、「あ、この人は落ちる…」と思うような受験生を講師として数多く見てきた私の経験から、「試験で落ちる人の特徴」を紹介します。これをお読みになり、自分にも当てはまると感じた人はぜひとも気をつけてください。