〈具体的な悩み〉
病気を患っており、来年末で退職予定です。勤務中の会社には療養のための勤務融通や休職・再雇用制度は整っておらず、退職の選択肢しかありません。
治療費に関しては、健康保険と加入保険でカバーできますが、治療期間の目途がはっきり立っていません。治療後に回復したら再度働きますが、年齢的にも体力的にもフルタイムでの再就職先は無いと覚悟しています。国家資格をもっておりますが、パートかフリーランスを考えています。

 ご相談は、二点です。

(1)再就職の目標収入と家計について
再び働けるようになったら、何歳までどれくらいの収入を目指せば、子どもの学費や老後資金の不安なく生活できるか。治療が長引き、私が無収入の期間が何年までは耐えうるのかも教えていただきたいです。

(2)無収入の期間のお金の管理、特に貯金と投資について
貯金を取り崩していく形にはなりますが、私が現在設定しているつみたてNISA (年間40万円)は継続すべきでしょうか。株式配当で不労収入を得ることや、つみたてNISAとは別の投信なども考えてはいますが、利息はほぼ無くても貯金は現金のままが安心かと迷いがあります。日本株の売買を少ししていますが、含み損があるだけで心配になってしまう性格のため、個別株を増やすことには躊躇(ちゅうちょ)しています。

〈その他(現在の支出状況、貯蓄、将来設計などの詳細)〉
・貯蓄は夫婦各々の口座で実施
基本的には生活・教育費全般を夫の収入から捻出し、私の収入はふるさと納税、保険、趣味等に一部使う以外は、9割がたを貯蓄とつみたてNISAに回してきました。児童手当や特別給付金等も全額貯金しています。
・子どもは、大学進学を希望しており、現在は公立中学生ですが、高校以降は私立の可能性もアリ。
・夫は、57歳役職定年で年収は3割程減りますが、雇用は65歳まで維持され、退職金は約2200万円の見込みです。
・私の退職金は約600万円の見込みです。
・私の年金は直近の定期便によると120万円/年です。
・都内マンション(築9年) ローン完済、他の負債等ありません。
・この先の10年間で数百万円単位のお金が必要になりそうな事柄は、子どもの学費だけだと思います。家族旅行、経年劣化による家具・家電・マンション据え付け機器類の買い替え、壁紙交換程度のリフォームなどは行うかもしれません。自家用車の購入予定はありません。