日本製鉄会長の進藤孝生や
元国連事務次長の明石康がOB

日本製鉄会長の進藤孝生氏日本製鉄会長の進藤孝生氏 Photo:JIJI

 2023年に創立150周年を迎える全国屈指の県立伝統校だ。東北地方の雄であり、「自主自律」「文武両道」の校風を受け継いでいる。さまざまな分野で日本や秋田をけん引するリーダーを多数、輩出している。

 日本製鉄会長の進藤孝生(こうせい)が卒業生だ。1973年4月に当時の新日本製鉄に入社した生え抜きで、2014年4月から新日鉄住金社長に就いた。19年からは会長だ。

 進藤は秋田高時代、ラグビー選手だった。部員はわずか17人だったが、強豪の県立秋田工業高校を破って花園ラグビー場(大阪府東大阪市)での全国大会に初出場し、準決勝まで勝ち進んだ。

 進学した一橋大経済学部でもラグビー部で主将を務めた。日鉄社内では「調整型」の人物として知られ、経営企画部長などエリートコースを歩んだ。

 秋田高校で進藤の1期後輩だった三浦廣巳は、やはりラグビー部で、秋田日産自動車会長、秋田商工会議所会頭だ。