ジョー・バイデン米大統領とその戦略家の意向が時々分からなくなる。ウクライナがロシアに対する防衛戦争に勝利することを望んでいるのか、それとも旧領土の多くをロシアの支配下に置きながら停戦に合意して単に生き延びることを望んでいるのか。ロシア軍がウクライナ東部のドンバス地方で新たな戦果を得る中、この曖昧さが問題として再浮上している。  ロシア軍は30日、ドンバス地方にあるウクライナ最後の主要拠点の一つで、工業の中心地であるセベロドネツクの中心部へ進攻した。この都市は、港湾都市マリウポリの破壊に似た容赦ない砲撃にさらされていた。