金利がゼロであれば、ワシントンにいる誰もが米連邦準備制度理事会(FRB)のことが大好きになる。しかし、インフレが高進し金利が上昇する局面では、FRBに対する愛情は乏しい。これは、ジェローム・パウエルFRB議長が22日、上院銀行委員会で学んだことだ。  共和党議員らは、インフレが制御不能になるのを許したとしてパウエル氏に遺憾の意を表明したが、この姿勢には同意できる。サウスダコタ州選出のマイク・ラウンズ議員は「インフレを抑えることができなければ、自分が責めを負うことになるとあなたは明らかに分かっているようだ」と述べた。