20世紀最大の地政学的悲劇――ロシアのプーチン大統領がそう振り返るのが、ソ連の崩壊である。かつては米国と世界を二分した「超大国」ソ連は、結局何年持ったのか?特集『賢者は歴史に学ぶ! 歴史入門』(全14回)の#14は、3分でサクッと読んで学び直す、世界史の基本のキの最終回だ。(ダイヤモンド編集部 今枝翔太郎)
プーチンが大ショック
ソ連の「寿命」は何年だった?
ソ連(ソヴィエト社会主義共和国連邦)が崩壊したのは1991年のことである。このソ連崩壊を、ロシアのプーチン大統領は「20世紀最大の地政学的悲劇」と振り返り、当時の自身が受けたショックの大きさをにじませている。
かつては米国と世界を二分した超大国のソ連。その崩壊はショッキングなほどあっけなかったが、結局のところ、ソ連は何年持ったのだろうか?ソ連が崩壊した年を覚えている人は多いが、「何年続いた国だったのか」をさっと答えられる人は少数派だ。ググりたくなる気持ちを抑えて、歴史を振り返りながら数えてみてほしい。