熱中症予防のための食事術

 熱中症予防のために、長期的に気を付けたいのが「食事」。暑さで体がだるい、めまいや頭痛がするなどの症状が出てきたら、食事から熱中症予防をしていくことも大切です。暑さを一時的にしのぐために、冷たいものばかり食べ飲みしていては逆効果。このような食事は、夏バテのような症状を強めてしまいます。

 ここからは、熱中症を防ぐために取りたい食品や、食べ方を紹介します。

(1)タンパク質+ビタミンB6

 タンパク質は、魚、肉、卵、大豆製品など。ビタミンB6はマグロ、カツオ、レバー、鶏のササミなどに多く含まれています。

 体づくりの基本となる栄養素のタンパク質が、体内で分解・再合成されるにはビタミンB6のサポートが必要です。一緒に取ることで効果的に働いてくれます。魚や肉などの動物性タンパク質には、ビタミンB6が多く含まれている食材も多いので、意識して肉や魚を食べることで効率よく栄養素が働いてくれます。