夫の肩書が妻を苦しめる

 夫の肩書が、なぜ必要になるかがわかったところで、夫の肩書が妻を苦しめることがあることをお話ししましょう。

 一見、肩書がすごそうな人やステータスが高い人ほど、信用されるし仲良くなるのではないかと思うと思います。自分の肩書はイマイチだから、妻に迷惑をかけているのかもと思う男性もいるかもしれません。

 ですが、それは違います。

 例えば、医者や弁護士の妻等の、一見ステータスがありそうな人は、周りから争奪戦になります。そのため、いろいろな人から不必要に声をかけられ、自分は夫の肩書で見られているということを知ると、人間不信になり引きこもりになる例も多く見られます。または、ママ友グループの中で浮いてしまうこともあるのです。

 そして、夫の肩書がイマイチだからといって、迷惑をかけてしまうことはありません。紹介で夫の肩書を知ると、同じような環境のママ友が集まってきます。その方がお互いの素性が知れて安心できるからです。

 逆に、夫の肩書とかけ離れたグループに入ってしまったときは、金銭感覚や子どもへの教育価値観が違いすぎて苦労するかもしれません。

解決の道は金銭感覚!

 しかし、このようなことを考えていては、結局夫の肩書と同じ類の人としかママ友になれないことになってしまいます。それではつまらないですし、なんだかやりきれない思いにもなりますよね。

 ですが、それら肩書の壁を超えてママ友を作るために、ママ友になれるかどうかを一瞬で判断できる方法があります。

 それは「金銭感覚」です。

 この人は大丈夫か、ママ友としてやっていけるかの判断材料として金銭感覚はとても重要です。

 例えば、1000円のランチを高いと感じるのか、安いと感じるのか。

 たかがランチの値段ですが、この値段一つでも、判断できることはたくさんあります。勘違いしやすいのですが、ステータスが高かったり、お金持ちだから豪遊しているわけではありません。ランチの値段に対しても適正な判断ができるお金持ちやステータスの方はたくさんいますので、ママ友になっても問題ありません。

 そして、自分と金銭感覚が似ていると感じることができれば、今後ママ友になっても、例えば、子どもにかける習い事の値段、子どもの洋服にかけるお金など、お金のことでのストレスが減ります。

「金銭感覚」で見ていくと、ママ友付き合いはスムーズに進むのです。

 ママ友付き合いに、無関係と思っていた夫の肩書が影響していると思うと気になってきた男性も多いでしょう。育児中の男性は、妻がどんなママ友とお付き合いしているのか聞いてみると、あなたの知らない昼間の世界が垣間見えるかもしれません。