宝くじの売り上げ増には2つの要素が作用する傾向がある。巨額の賞金と景気悪化だ。先週にはこの要素が2つとも作用したようだ。  米商務省は7月28日、第2四半期の実質国内総生産(GDP)が年率換算で前期比0.9%減になったと発表した。GDPは、広範なモノとサービスの生産水準を示す指標だ。GDP伸び率がマイナスになったのは2四半期連続であり、リセッション(景気後退)の一般的定義に当てはまる。  7月29日には、米国の宝くじ「メガミリオンズ」で、史上2番目の額となる13億ドル(約1740億円)の当たりくじが出た。