――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米小売り最大手ウォルマートの掲げる低価格戦略「エブリデー・ロー・プライス」は利益率を犠牲にしつつ、幅広い顧客の呼び込みという形で見返りをもたらしている。  16日発表した5-7月期(第2四半期)決算によると、ウォルマート・ブランドの米既存店売上高は前年同期比6.5%増と、先月時点予想の6%増を上回った。また営業利益、調整後利益ともアナリスト予想を上回った。この2つの業績指標は先月の見通し下方修正に伴い、アナリスト予想も下がっていた。