米連邦準備制度理事会(FRB)は17日、連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(7月26~27日開催分)を公表した。それによると、景気にブレーキをかけるために十分な利上げを継続し、インフレの鈍化が明確になるまで政策金利をその水準で維持する必要があるとの認識で当局者が一致したことが分かった。FRBは6月に続き、7月のFOMCでも0.75ポイントの利上げを決定した。0.75ポイントの利上げ幅は1994年以来の大きさ。7月のFOMC後、複数の当局者は次回9月の会合で少なくとも0.5ポイントの利上げを支持する意向を示している。FOMC議事要旨では、当局者が7月の会合で、インフレを低下させるのに十分な利上げができない可能性と、必要以上に借り入れコストを引き上げることで不適切な景気悪化を招く可能性という、2つの異なるリスクを吟味したことが明らかになった。
FOMC、利上げ継続が必要との認識で一致=7月議事要旨
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