・パスポート
 旅行者の国籍や身分を証明するもの。帰国日までの残存有効期間が記載されているかどうかチェックを。できれば入国時に残存期間が90日以上あることが望ましいです。

・ESTA
 米国へ渡航する場合に必要なビザ免除プログラム。オンラインで申請できるので、遅くとも出発の72時間前までには申請を完了しておきましょう。料金は$21。

・海外渡航用ワクチン接種証明書
 ハワイへの渡航には、2回のワクチン接種が義務付けられています。ワクチン接種を証明する書類の取得は、住民票のある自治体への申請が必要。基本的に郵送でしか受け付けていない所が多く、市区町村によって発行に必要な日数が異なるので、早めの申請が安心です。

 また、スマートフォンとマイナンバーカード(通知カードでは不可)を持っている場合は、デジタル庁が運営するアプリ「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」により、二次元コード付きの接種証明書を取得することも可能。空港のチェックインカウンターなどで提示すればスムーズに手続きを済ますことができます。

・宣誓書
 2歳以上のすべての旅行者に必要で、CDC指定のリンク(https://www.cdc.gov/quarantine/pdf/Proof-of-COVID-19-Vaccination-For-Noncitizen-Nonimmigrants-Passenger-Disclosure-and-Attestation.pdf)からダウンロード。必要事項を記入し、航空会社のチェックインカウンターで提出します。

ZIPAIRのチェックインカウンターでは宣誓書の配布もZIPAIRのチェックインカウンターでは宣誓書の配布も

 宣誓書については、米国政府がすべての航空会社に回収を義務付けているため、用意し忘れてしまってもチェックインカウンターでもらえることも。ただ、スムーズにチェックインするためには事前に用意しておいたほうがよいでしょう。

 今回搭乗したZIPAIRでは、新型コロナウイルスに関する必要書類を一括登録できるデジタル証明書アプリ「VeriFLY」を導入していました。フライト情報、海外渡航用ワクチン接種証明書、宣誓書を登録し、承認されるとチェックインがよりスムーズに(紙での宣誓書提出が不要になる)。これは各航空会社によって異なるので、事前に確認してみくださいね。

 またチェックインカウンターでは、滞在先や緊急連絡先の開示を求められることもあります。航空会社規定の紙に記入すればOKなので、特にこちらで用意しておく必要はありません。

チェックインカウンターは1時間待ち
……なんてことも

チェックインカウンターで新型コロナウイルスに関する書類を提出チェックインカウンターで新型コロナウイルスに関する書類を提出

 ホノルル行きの便数はまだ制限されているため、チェックインカウンターはかなり混雑します。この日は19:15のZIPAIRのフライトで、チェックインカウンターに到着したのは16:30ごろでしたが、すでに行列が……。結局チェックインが完了したのは18:00過ぎでした。用意する書類が多いため、手続きに時間がかかることが要因のようです。最低でも出発の3時間前には空港に到着しておきたいですね。

成田空港第1ターミナル4階成田空港第1ターミナル4階

 ちなみに、成田空港のショップ&レストランは一部のカフェやファストフード店のみオープンしていますが、いまだ休業中のお店や17時ごろには閉店してしまう店が多く、閑散としています。