世界で一番有名な端っこ、ユーラシア大陸最西端「ロカ岬」世界で一番有名な端っこ、ユーラシア大陸最西端「ロカ岬」

海外旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、今回紹介する記事は「地球の果ての歩き方」です。海外の旅がままならない今だから、旅先をあれこれ想像する「机上旅行」が楽しい。そんな時にそばに置いておきたい本が【旅の図鑑シリーズ】に加わります。『地球の果ての歩き方』は、地理的な端っこだけでなく、なんとも言えない寂寥感が漂う場所、地球上の極端な気候の土地、風化した人々の生活の跡など、地球上のさまざまな「果て」を紹介する書籍です。(文/『地球の果ての歩き方』編集担当 オフィス・ポストイット 永岡邦彦 写真/iStock)

ヨーロッパの北の果て
「ノールカップ」

北極海を望む崖の上から沈まない夕日を眺めたい北極海を望む崖の上から沈まない夕日を眺めたい

 車でアクセスできるノルウェーの最北の地。北極海に突き出した岬で、北極点までの距離は約2100km。この場所自体はマーゲル島にありますが、トンネルで本土とつながっています。最寄りの町ホニングスヴォーグには空港があり、空港からレンタカーでアクセスできるし、ノルウェー北部の中心都市トロムソからドライブ(約533km、途中カーフェリーを利用)することもできます。北極圏の荒野や美しい海岸線を走る変化のあるドライブが楽しめます。ベストシーズンは夏。特に白夜の季節なら真夜中でもヘッドライトを点灯することなく運転ができます。