太りやすい生活【昼編】

・昼食の早食い
・空腹じゃないのにお菓子をつまむ
・昼寝の時間が長い
・ずっと座りっぱなし

 太りやすい生活(昼編)ですが、初めの2項目については、心当たりのある人も多いのではないでしょうか。仕事や家事に追われていると、どうしても昼食は急いで済ませがちになります、ただ、ダイエットにおいて“早食い”はデメリットしかありません。食欲が満たされないことで、「おなかは空いていないのに、ついついお菓子をつまんでしまう」という悪循環を生むリスクも高まるので、昼食は時間をかけて、しっかりと食べるようにしたいものです。また、食後に眠気に襲われても、昼寝は短時間にとどめましょう。必要以上に眠りが深くなると、体の活動レベルを下げてしまうだけでなく、夜の入眠時刻が後ろ倒しになり生活リズムを崩す要因となります。

 四つ目の「ずっと座りっぱなし」は、デスクワークをしていると致し方ない面があります。また、家事の途中でソファに座ってリラックスする時間も必要だと思います。とはいえ、座っている時間が長くなればなるほど、その分の活動量をどこかでカバーしなければならないということは、つねに頭の片隅に置いておくべきです。4項目の中に一つでも当てはまる点があれば、次の「やせやすい生活(昼編)」を参考にして、生活習慣を切り替えましょう。

やせやすい生活(昼編)

・昼食はしっかり、じっくり
・昼食後に体を動かす
・昼寝は30分まで
・デスクワークでも1時間に1回は立ち歩く

 どれだけ忙しく時間に追われていても、昼食はしっかりと時間をかけて食べることが大切です。そして、食後には体を動かすことを心がけ、昼寝は最長で30分を目安にしてください。デスクワークが中心で座っている時間が長くなりがちな人は、1時間に1度立ち上がって歩くようにしましょう。短い距離でもOKです。

 昼間を「やせやすい生活」にするために、意識すべきことはこの4項目で十分です。その上で時間的なゆとりがあり、体を動かす環境が整っていれば、運動に取り組むことでさらに「やせやすい生活」に近づくことができます。たとえジムを利用することができなくても、会社や自宅の周りを早歩きでウォーキングするなど、意識とアイデア次第で、どこでも体を動かすことはできます。正午から夕方に一日の活動量のピークを持っていき、夜は睡眠に備える。そんな生活習慣が身につけば理想的です。