「腕立て伏せ」は
体重の何パーセントの負荷がかかる?

腕立て伏せGetty Images

 各自の総合的な筋力やフィットネスレベルを判断するのに、最適な自重テストとは何でしょうか…。それは誰もが知る、「腕立て伏せ(プッシュアップ)」のできる回数と言えます。

 アテネ大学の研究によると、「一般的な腕立て伏せの場合、体重の66%を持ち上げることになるでしょう」と言っています。それで換算するなら…これは決して簡単なことではありません。

 また、医学雑誌『The Journal of Strength and Conditioning Research』では、一般的な「腕立て伏せ」においては体重の約69%から、最大で体重の約75%までの負荷がかかる研究結果が示唆されています。

「腕立て伏せ」は、ただの胸部のトレーニングだと思われがちです。もちろん胸筋を鍛えるのに効果的ですが、それは「腕立て伏せ」のメリットの一部に過ぎず、実際には時間のあまりないビジネスパーソン(われわれのほとんどがそうですね)にとって、とても効率的な自重トレーニングとも言えるのです。

「腕立て伏せ」は場所を選ばず、どこでも行うことが可能ですし、腕と肩を鍛え、背中と胸部も強化し、さらに臀部と脚の補正もしてくれるのです。