ロシア軍は10日、首都キーウ(キエフ)などウクライナの都市に大規模なミサイル攻撃を仕掛けた。ロシアは週末に自国と占領地クリミアを結ぶ橋が破壊されたことについて、ウクライナの仕業だと主張しており、それに報復した格好だ。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ロシアが電力網など民間インフラ(社会基盤)を標的に数十発のミサイルを発射し、イラン製のドローン(無人機)で攻撃したと語った。大統領府近くで撮影した演説で、ロシアが「パニックとカオスを望んでいる」とし、「わが国のエネルギーシステムを破壊しようとしている」と話した。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はこの日、自国の領土でウクライナ政府がさらなる「テロ攻撃」を行うならば「厳しい」対応を取ると語った。
ロシア、ウクライナの都市に集中攻撃 過去最大規模
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