3位はヒューリック
4位に伊藤忠、5位に三菱商事

 キーエンスに次ぐ3位となったのは、不動産業を手掛けるヒューリック(1807.0万円)です。

 同社は12年7月の昭栄との合併後、12年12月期から直近の21年12月期まで、営業利益・純利益のいずれも10期連続で増益を記録。過去最高益の更新を続けています。

 それとリンクするように「40歳年収が高い会社ランキング」でも、順位・推計40歳年収共にほぼ右肩上がりを続けてきました。

17年 10位 1278.1万円
18年 5位 1416.2万円
19年 4位 1637.8万円
20年 2位 1761.6万円
21年 3位 1712.8万円
22年 3位 1807.0万円(今回)

 一方、4~5位に目を移すと、高年収の代名詞である総合商社の2社がランクインしました。

4位 伊藤忠商事(1566.1万円)
5位 三菱商事(1541.7万円)

 伊藤忠と三菱商事は近年、業界序列を決める純利益レースで熾烈な争いを繰り広げています。そしてそれは、この「40歳年収が高い会社ランキング」でも同様です。5年分の順位の推移を見てみると、そのことがよく分かります。

伊藤忠:6位→6位→5位→5位→4位(今回)
三菱商事:7位→5位→4位→4位→5位(今回)

 今回は4年ぶりに伊藤忠が三菱商事を上回りましたが、次回の結果がどうなるかは予断を許しません。