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3年ぶり4回目となる
損保代理店「院内集会」が開催

 12月2日、参議院議員会館にて損保代理店「院内集会」が開催された。この院内集会は、国会議員や金融当局に対して、損保代理店の置かれた立場について意見を交わす場だ。これまで院内集会は、2017〜19年の間に3回開催されたが、新型コロナウイルスのまん延により開催を断念、今回3年ぶり4回目の開催となった。

 冒頭で実行委員は、「院内集会が開かれなかった3年間、手数料ポイント制度による経営悪化や、保険会社による一方的な代理店の統廃合が進められてきた。そうした窮状を訴えたい全国の損保代理店から、院内集会の開催を求める声が数多く寄せられた」と発言した。

 自然災害が激甚化する中、地域のセーフティネットとして機能する損保代理店の役割はますます大きくなっているが、その損保代理店の経営が手数料ポイント制度などによって不安定化している。故に、今回のテーマは「損保代理店の安定した経営とセーフティネットの役割を」となっている。

 出席した国会議員は、自民党の佐藤信秋参議院議員や立憲民主党の末松義規衆議院議員、共産党の小池晃参議院議員、自民党の西田昌司参議院議員など、財政金融委員会に所属する超党派の6人。ちなみに、国民民主党の前原誠司衆議院議員は祝辞のみだった。

院内集会Photo by Akio Fujita

 金融庁からは、監督局の三好敏之審議官が参加。基調報告を行った兵庫県立大学客員研究員の松浦章氏など、損保代理店関連の参加者は92人となっている。

 では、各国会議員や三好審議官、松浦氏の基調報告、そして損保代理店からはどのような意見が出されたのか。次ページ以降では、院内集会の様子をレポートしていこう。