キャサリン・タイ米通商代表部(USTR)代表は18日、現在のグローバリゼーションのあり方は所得格差を生み出すなど「ある程度、限界に達している」とし、世界は包括性や回復力、そして持続可能性の促進を目指す新しい貿易システムに移行する必要があると述べた。世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に出席した同氏は新たな経済システムに移行するにあたり、各国政府や企業はさらなる対応を強いられ、効率性の低下やコスト増加といった変化に向き合う必要があるとも警告した。タイ氏は「世界の経済システムの効率が低下するということは、最も低いコストと最も高いコスト効率を追求することができないことを意味する」と指摘。新たなシステムの参加者らは「問題が発生した際に立ち直れる保険のようなシステムを担保するため」、引き換えとしてプレミアムを払う必要があると述べた。
米USTR代表、グローバリゼーションは「限界」
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