マイクロソフトが24日発表した10-12月期(第2四半期)決算は、売上高が6年余ぶりの低い伸びにとどまった。世界経済の成長見通しを巡る懸念を背景に、ソフトウエアやクラウドサービスに対する需要が後退した。売上高は前年同期比2%増の527億ドル、純利益は12%減の164億ドル。売上高の伸び率は2016年4-6月期以来の低さとなった。ファクトセットがまとめたアナリスト予想は、売上高が529億9000万ドル、純利益が175億1000万ドルだった。アナリストからは、クラウド事業の成長は一部投資家の予想をやや上回ったとの指摘が聞かれた。パソコン(PC)販売の減少に伴い、基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」の需要は後退した。新型コロナウイルス流行下でパソコンを購入した個人や企業、政府は買い控えに転じている。
マイクロソフト、10-12月期は減益 世界経済巡る懸念が重し
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