米電子決済サービス大手ストライプが上場を検討している。実施に踏み切れば、ここ数年で有数の大型上場案件になる。共同創業者のパトリック・コリソン氏とジョン・コリソン氏は26日、上場するか、従業員にプライベート(非公開)取引での自社株売却を認めるかを今後1年で判断するという目標を経営陣が設定したと社内に通知した。複数の関係者が明らかにした。ストライプは双方の選択肢について助言役にゴールドマン・サックス・グループとJPモルガン・チェースを起用した。ストライプは企業向け電子商取引サイト構築サービスの加ショッピファイや買い物代行・宅配アプリの米インスタカートといったネット関連企業に決済サービスを提供している。2021年3月に実施した直近の資金調達ラウンドでついた評価額は950億ドル(足元のレートで約12兆4000億円)と、世界のスタートアップの中でもトップクラスだ。