フェイスブックなどを運営する米メタが1日発表した2022年10-12月期(第4四半期)決算は3四半期連続で売上高が減少した。だが競争が激化するソーシャルメディア業界で広告主からの需要が低迷する中、明るい見通しを示した。10-12月期の売上高は前年同期比4.5%減の322億ドル。市場予想を上回った。同社の売上高減少は、4-6月期は1%弱、7-9月期は約4.5%、さらにここ数カ月で加速した。動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」との競争激化、厳しい経済情勢、2021年のアップルの広告トラッキング仕様変更による影響がデジタル広告市場を圧迫し、メタなどの業績を押し下げていた。メタの株価は昨年、約3分の1に下落し、時価総額が6000億ドル(約77兆3000億円余り失われた。今年に入って株価はやや回復し、1日終値時点で約27%上昇した。メタは昨年、アップルの方針変更だけで22年の売上高が100億ドル失われることになると警鐘を鳴らしていた。
メタ、10-12月期減収も明るい見通し示す 時間外で急騰
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