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ソフトウエア品質保証のSHIFT、ポイントサイト運営のセレス、人材紹介のアトラエ……。直近5年の成長株ランキングは、株式市場で注目の顔触れが上位に並ぶ。特集『インフレ＆金利上昇到来！騙されないための投資術』（全22回）の＃13では、ランキング結果と併せ、高い競争力を誇る企業に通底するポイントを解剖。そこからは、「三つのキーワード」が浮かび上がってきた。（ダイヤモンド編集部 竹田幸平）
厳選30社に通底する
3つのキーワードとは？
SHIFT4.4倍、ケアネット4.3倍、レーザーテック10.7倍――。これは、東証上場企業を四つの条件でスクリーニングして浮かび上がった本記事ランキングに登場する、上位勢の5年前比の株価騰落率だ。持続的に好業績をたたき出す中で株価が急騰し、文字通りテンバガー（10倍株）を実現した銘柄もあることが分かる。
今回のランキングの条件は四つ。（1）直近10年の増収回数が8回以上、（2）直近10年の営業利益の増益回数が8回以上、（3）直近5年の年平均売上高伸び率が20％以上、（4）直近5年の年平均営業利益伸び率が5％以上、というものだ。全上場企業の中で以上の条件を満たす企業は、全体の1％未満である30社に絞られた。これを直近5年の年平均売上高伸び率が高い順に並べている。
特筆すべきは、本特集＃6『「株価10倍」候補、高成長期待銘柄ランキング！【24社】2位識学、1位は？』では、あくまで売上高の成長に重きを置いたのに対し、本記事のランキングでは、営業利益の伸びも考慮していること。
次ページでは、あぶり出された厳選30社について、直近5年の平均増収率と平均営業増益率に加え、過去10年の増収・営業増益回数を表にまとめた。さらに、5年前・10年前比の株価騰落率も示した。
そんなランキングから浮かんできたのは、上位勢に共通する「三つのキーワード」だった。
