治療薬の進歩で
花粉症がなくなる日は来るのか?
(9)第二世代の薬が登場
さて、その何らかの対策の筆頭は花粉症の薬を飲むこと。そう言うと「花粉症の薬を飲むと確かに症状はぴたっと止まるけど、猛烈なのどの渇きと眠気が来て、結局仕事にならないよね」と体験談を語る方も多いかもしれません。
たしかに以前はその通りで、結局仕事中は薬を飲めないという方も多かったと思います。ただ最近は、この花粉症の薬に第二世代が登場しています。花粉症で処方される第一世代の抗ヒスタミン薬は抗コリン作用によって眠気や口の渇きを引き起こしていたのですが、その副作用が弱いのが第二世代の治療薬の特徴です。
しばらくお医者さんにかかっていない読者の方、久しぶりに医師に相談をしてみてはどうでしょうか。
(10)2~3年かけてアレルギー耐性を作るほうがいい?
最新のアレルギー治療では、時間をかけてアレルゲンへの耐性をつけるという方法を推奨する医師の方も増えています。これは花粉症に限らず、さまざまなアレルギーを持っている子どもの治療でも取り入れられています。
私も、数年かけてスギ花粉アレルギーへの耐性をつける治療法を医師から推奨されました。結構悩んだのですが、知り合いのセカンドオピニオンももらったうえで私はやらないことに決めました。理由は私のアレルギー症状はヒノキアレルギーの方が主だったからです。
とはいえこの季節が来るといつも思うのですよね、「いつまで続くのかなぁ」と。それを考えたら、スギアレルギー単独の方はこの治療法、試してみてもいいかもしれませんね。
このように花粉症が現代病として話題になる昨今、花粉症のトリビアはたくさんあります。記事の中で紹介した薬や治療法については、詳しくは専門の医師にご相談ください。