お金の終活 シニアの資産運用&死に際のお金の管理#4Photo:PIXTA

シニア世代にとって利息収入が大きな魅力となっている「ドル建て社債」。特集『お金の終活 シニアの資産運用&死に際のお金の管理』(全13回)の♯4では、その正しい選び方を、格付け、満期までの期間、利回りの視点から解説する。

「週刊ダイヤモンド」2023年3月25日号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。

発行体の信用リスク、
倒産リスクを減らすには?

(1)発行体の格付けはA以上

 発行体の信用リスク、倒産のリスクを減らすために、世界的格付け機関のスタンダード&プアーズ(S&P)、ムーディーズ(Moody’s)の発行体格付けA以上の世界トップクラス、各国トップクラスの金融機関(銀行、保険会社)の社債を選ぶ。通常はBBB以上が投資適格といわれているが、1ランク上のA以上がより安全。

 次ページでは、満期までの期間、利回りの視点から正しい選び方を解説する。