お金の終活 シニアの資産運用&死に際のお金の管理#6Photo:sorbetto/gettyimages

債券運用の初心者やドル建て社債が不安な方にお薦めなのが米国債。米国が発行する国債であり、米国が破綻しない限り、毎年の利息と満期時の額面100%償還が保証されている。特集『お金の終活 シニアの資産運用&死に際のお金の管理』(全13回)の#6では、シニアの投資初心者にお薦めの「米国利付国債」の賢い買い方をお届けする。

「週刊ダイヤモンド」2023年3月25日号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。

米国債には「利付債」と
「ゼロクーポン債(割引債)」

 米国債にも定期的に利息を受け取れる「利付債」と、満期までの利息分が引かれて安い価格で売られている「ゼロクーポン債(割引債)」がある。若い人には複利運用できる「ゼロクーポン債」がいいが、シニアには毎年の利息が受け取れる「利付債」をお薦めしている。2023年2月末時点で、45年償還の米国利付国債の直接利回り(年間の利息/購入金額)は3%ほどになる。

 次ページでは、米国債の賢い買い方を紹介する。