まず、先述した通り、ギフト市場全体を概観してみる。

 ここでは、主に先述した(4)のウェブメディアを使用し、ギフトに関連するニュースを多く読み込む手法を取っている。

 ウェブ検索を通じて数多くのニュースなどに目を通すと、「カジュアルギフトを中心に市場が伸びている」「LINEギフトが季節イベントなどで好調」「日常の贈り物」といった記述のある記事が見つかる。

 ここまで読み進めると、「ソーシャルギフト」(SNSを使った贈り物サービス)がいまのトレンドワードでは、という視点を持つことができる。複数のキーワードから浮かび上がる、もっともらしいテーマを捉えるのがポイントだ。

 続いて、個社の分析をしてみる。ここでは、上のリサーチで登場した記事にも記述されており、ソーシャルギフトの中でも存在感があるLINEギフトについてリサーチを進める。

 基本的な手順は上と同様で、ウェブ検索を通じて得た情報を複数読み込む。加えて、実際にアプリを利用してみるほか、LINEギフトの公式のサイトやリリースなどをチェックすることも重要だ。

 ケーススタディーの場合は、アプリを利用するといった、自分が経験した一次情報を足すと独自性が上がる。また、今回はウェブメディアを読み込む手法を活用しているが、もちろん必要に応じて、SNS上での消費者の反応などをリサーチしてみてもよいだろう。